詰め物・被せ物

セラミッククラウンの寿命は?長持ちさせるためのコツと注意点

セラミッククラウンの寿命は?

鏡を見てふと、「あれ?この歯、まだ大丈夫かな…?」
そんな風に思ったこと、ありませんか?

見た目もキレイで気に入っていたセラミックの被せ物。せっかく時間もお金もかけて治療したのに、もしすぐダメになったら・・、そう考えると、ちょっと不安になりますよね。

実は、セラミッククラウンには「寿命」があります。でもご安心ください。それは「短命」って意味じゃありません。正しくケアすれば10年以上も快適に使えることだって十分可能なんです。

ただし、その寿命を縮めてしまうのも、伸ばすのも「日々のちょっとした習慣」しだい。

「歯医者でしっかり治したから安心!」と思っていても、意外と見落としがちな落とし穴もあるんです…。

このコラムでは、そんなセラミッククラウンの寿命のリアルと、長持ちさせるための具体的な習慣や注意点について、分かりやすくお伝えしていきます。

「ずっとキレイに保ちたい」
「なるべく長く使いたい」
そう願うあなたの参考になりますように。

セラミッククラウンってどれくらいもつの?寿命が気になる方へ

セラミックの被せ物は見た目が美しく、金属アレルギーの心配もないため、多くの患者さんに選ばれています。でも…「寿命ってどれくらいなの?」と不安に思っている方も多いのではないでしょうか?

セラミッククラウンの一般的な寿命とは?

セラミッククラウン(セラミックの被せ物)は、見た目が自然で美しく、変色しにくいことから多くの患者さんに選ばれている治療法です。しかし、どんなに高品質でも“永久に使える”わけではありません。一定の寿命があることを知っておくことが大切です。

平均的な寿命は「7〜10年」

セラミッククラウンの一般的な耐用年数は、おおよそ7〜10年程度とされています。
ただし、これはあくまで目安。ケア次第ではそれ以上長持ちすることもあれば、逆に数年でダメになるケースもあります。

実は「10年以上使っている人」もいる!

「10年で交換」と思っている方も多いですが、実際には10年以上トラブルなく使い続けている患者さんも多くいらっしゃいます

そのような方々に共通しているのは、次のような特徴です:

毎日の歯磨きとフロスを欠かさない

就寝中のナイトガードを使用している

定期的な健診で早期トラブルをチェック

硬いものを無理に噛まないよう意識している

つまり、寿命は「運」ではなく「習慣と意識」で大きく変えられるのです。

セラミッククラウンをより長く、快適に使うためにも、日々のケアと定期的なチェックを欠かさず行っていきましょう!

寿命が短くなる原因とは?意外と見落としがちなNG習慣

寿命が短くなる原因は?

セラミッククラウンは、天然の歯のような見た目と耐久性が魅力ですが、「一生もつ」とは限らないのが現実です。特に以下のような“うっかりNG習慣”は、知らず知らずのうちに寿命を縮めてしまう原因に…。

よくあるNG習慣とその解説

歯磨き不足や磨き残し

→ セラミックそのものは虫歯になりませんが、土台の天然歯は虫歯になります。特に被せ物のフチは歯垢がたまりやすく、歯ぐきの炎症や虫歯の原因に。結果として、クラウンの支えが弱くなり、寿命が縮まります。

硬いものをよく噛むクセがある

→ セラミックは強度に優れていますが、割れたり欠けたりしやすいという特徴もあります。氷・スルメ・ナッツ・骨つき肉など、「ガリッと」いきたくなるものは要注意!

無意識の食いしばりや歯ぎしり

→ 寝ている間の歯ぎしり、ストレス時の食いしばり…。本人が気づいていないことも多いですが、強い力が慢性的に加わるとヒビ割れや脱落の原因になります。ナイトガード(マウスピース)で守ることも大切です。

健診を受けずに放置してしまう

→ 痛みがないからと放置していると、クラウンの下で虫歯が進行していた…なんてことも。早期発見・早期対応で、被せ物の寿命を守れます。

フロスや歯間ブラシを使わない

→ 歯ブラシだけでは取りきれない歯垢が、クラウンと歯の隙間に残りやすくなります。見た目はキレイでも、内部で進行している虫歯は多いんです…。

このように、意外と盲点になりがちな習慣も、しっかり理解することで防げることばかり!「知らなかった…」で損しないように、ぜひ今から意識してみてくださいね

セラミッククラウンを長持ちさせるための習慣

セラミッククラウンは美しさと機能性を兼ね備えた頼れる存在。でも、その美しさをキープしながら長持ちさせるには、日々のケアがカギです! セラミッククラウンを10年、あるいはそれ以上使い続けたい方は、ぜひ以下の習慣を意識してみてください。

長持ちさせるための習慣

丁寧な歯磨きとフロスの使用

→ 歯磨きは1日2〜3回、特に被せ物のフチや歯と歯の間を意識して磨きましょう。
→ フロスや歯間ブラシは、歯ブラシでは届かない歯垢を取り除く重要アイテム。特にセラミックの周囲は虫歯リスクが高いため、日々のケアが必須です。

ナイトガードの活用(就寝時のマウスピース)

→ 歯ぎしりや食いしばりは、セラミックにとって大敵!割れやすい素材のため、強い圧が加わる就寝中はナイトガードでしっかりガード。
→ 「私は歯ぎしりしてないから大丈夫」と思っていても、実は寝てる間にしている人が多いんです!

硬い食べ物を避ける意識

→ 氷、ナッツ、フランスパン、骨つき肉などは、セラミックに大きなダメージを与える可能性大。
→ 「ちょっとぐらい平気でしょ…」が命取りになることもあるので、自分のセラミックに優しい食生活を心がけましょう。

甘いものをダラダラ食べない

→ セラミックそのものは虫歯になりませんが、その下の天然歯が虫歯になるとアウト。
→ 特に「ダラダラ食べ」や「寝る前の甘いもの」は、唾液の自浄作用が弱まる時間帯に糖が残ってしまい、虫歯のリスクが跳ね上がります。

定期的な健診(最低年2回)

→ 見た目では問題なさそうでも、内部で虫歯が進行していたり、噛み合わせがズレていたりすることもあります。
→ 歯科医院での健診では、レントゲンや噛み合わせチェック、被せ物の適合確認などプロの目で診断してもらえるので、必ず通いましょう。

これらの習慣は、どれかひとつだけでも意識すれば効果がありますが、5つ全部を習慣化することでクラウンの寿命は格段に伸びます!

特に、歯磨きと定期健診のコンボは最強!

「自分では問題ないと思ってたけど、健診で初期虫歯が見つかってよかった!」という患者さんも少なくありません。

セラミッククラウンを「つけて終わり」にせず、長く美しく使い続けるための“ライフスタイル”にすることが大切なんです。

定期的な健診とプロのサポートで、ずっと安心!

「気づいた時には手遅れだった…」というパターン、実は少なくありません。でも逆に、定期的にチェックを受けていれば、被せ物が外れる前に修復できたり、土台の虫歯も予防できたりします。

歯科医院でできるサポート

専用器具での歯垢・歯石除去
噛み合わせチェック
被せ物のぐらつき確認
土台の歯の虫歯チェック

自分で気づきにくい変化も、プロに任せれば安心。信頼できる歯医者さんと一緒にメンテナンスしていきましょう。

セラミッククラウンを安心して使い続けるために今できること

今からできる一歩として…

歯磨きの見直しをする
フロスを使い始める
ナイトガードを検討する
歯医者さんに健診を予約する

ひとつでも始めれば、セラミッククラウンの未来は変わります。
大切な歯と被せ物、しっかり守ってあげましょう!

まとめ

・セラミッククラウンの寿命は7〜10年が目安。でもケア次第でそれ以上も可!
・歯垢や噛み合わせの問題、歯ぎしりは寿命を縮める要因に。
・正しい歯磨き・健診・ナイトガードの3つは超重要。
・日々のちょっとした意識が10年後の笑顔を守ってくれます。

ご自身のセラミッククラウンをずっと快適に使っていくために、ぜひ今日から行動してみてくださいね。

この記事の監修者
医療法人真摯会 クローバー歯科豊中駅前アネックス・矯正歯科
院長 中西 洋介

2015年 昭和大学 歯学部卒業。日本口腔外科学会。日本有病者歯科医療学会。日本口腔内科学会。

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クローバー歯科豊中駅前アネックス